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ウカスイモシリが伝えたい事

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北海道新聞に掲載していただきました

平成31年4月27日。
北海道新聞でウカスイモシリをご紹介いただきました。
記者の方は、4月13日のオープン当日にウカスイモシリに来てくださり、私がウカスイモシリをオープンするに至った経緯などの話を熱心に聞いてくれました。

今日は、私がこのウカスイモシリをオープンするに至った経緯を少しお話したいと思います。
長文になりますがご容赦ください。

記事にもあります通り、私は今から約4年前、アトピー性皮膚炎の症状が悪化したことで当時勤めていた会社を休職せざるを得ませんでした。

一度はステロイドを使用しなくても大丈夫な状態まで回復しましたが、再発して再びステロイドを使用。
そしてとうとう、頼みの綱のステロイドも効かなくなってしまいました。
多くの地域・多くの病院を転々としながら治療を続けてきましたが、中々体調が良くならない日々…。
休職した会社にも復帰できない、仕事ができない日が続き、何もしたくない・誰にも会いたくない、そんな毎日でした。

諦めかけていたその時に偶然知ったこの豊富温泉…。
藁にもすがる思いで豊富温泉での湯治をスタート。
一度試みたものの失敗してしまったステロイドからの脱却、いわゆる「脱ステ」に再度チャレンジしたのです。

約2年の月日を要しましたが徐々に体調が回復し、しかしながら、豊富を離れることもできませんでした。
そんな中で自分がこの豊富町でできることは何か。 自問自答の日々が続きました。

私はこの豊富温泉に救われた一人です。しかしこの小さな街では湯治で訪れる方を受け入れるだけに十分な宿泊施設がない、豊富温泉に来たくても来られない、また来られたとしても生活をしていくうえでの経済的負担もある。自分自身がまさにその渦中におり、またそんな湯治仲間の状況を目の当たりにしながら行き着いた一つの答え。

それがこの「ウカスイモシリ」のオープンでした。
湯治を経験した自分だからこそできる宿泊施設、それを形にしたいと強く思うに至ったのです。

アトピーの聖地とまで言われるこの豊富温泉を未だ知らない方も数多くいらっしゃるはず。
一人でも多くの方に「豊富温泉」という選択肢を知ってほしい。
薬での治療だけではなく、「湯治」という自然療法の選択肢を知ってほしい。
そういった思いが日に日に強くなっていったのです。

そして、自分を救ってくれたこの豊富温泉に少しでも恩返ししたい。
実際にウカスイモシリをオープンすることができましたが、これまで本当に多くの方のサポートをいただきました。皆さんが私の気持ちに寄り添い、理解をしてくださったことで一つ一つ課題をクリアし、私の想いを形にすることができました。そしてまた、このウカスイモシリのプロジェクトに関わってくれた多くの方の想いがいっぱい詰まっています。

なによりも、今まで私と関わってくださった全ての方との出会いがあったからこそ、今の自分がある。
そういった方々への恩返しもしたい。

そう考えています。

ウカスイモシリはオープンしてまだ2週間の駆け出しの宿泊施設です。
まだまだ創りあげていかなければならないことが数多くあります。
でも、豊富温泉を全国に、世界に発信していきたい気持ちは変わらず持っています。

まだまだ皆さんのお力を貸していただきながらではありますが、ウカスイモシリと繋がっている糸、これから繋がるだろう糸の1本1本を大切に紡いで、ウカスイモシリの大きな布を織りなしていきたい。

ここ、ウカスイモシリを訪れてくださる方にとって、何か意味のある場所でありたい。
私が創っていきたい宿である前に、ここを訪れてくださる方たちにとって居心地の良い場所でありたい。

また、温泉に湯治で訪れる方たちに少しでも楽しい時間を過ごしてほしい。
ただ湯治をするだけではなく、豊富近郊を観光したりイベントに参加して健康に関する知識を増やしたり、時には仲間と宴会をしたり。
そういった中で楽しい・充実しているといった気持ちになれることが、温泉治療にも大きく関係すると私は考えています。

ただ温泉に入るだけで毎日が過ぎていく、ではない「湯治」。
そんな新しい形の湯治生活を過ごしていただくお手伝いができればと思っています。

やりたいことはたくさんありますが、ひとつひとつ。

私がそうであったように、ここ豊富温泉で何か一つでも新たなものを感じ、一つのきっかけになっていただければそんなに嬉しいことはありません。

駆け出しの私たちにできることはまだまだ小さなものかもしれません。
でも、4年前、全てを諦めかけていた私が今ここに立っている。
その幸せと喜びと、豊富温泉が持つパワーに感謝して、ウカスイモシリは歩み続けていきます。

これまでの一つ一つの出会いに感謝して。
豊富温泉のパワーとここ、豊富町の暖かさに感謝して。
このブログを読んでくださっている方といつかお会いできる日を信じて。
そして、ウカスイモシリの大きな布を一緒に織りなしていただける日を信じて。

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